玉森裕太の私的備忘録

想ったことをつらつらと。ゆるく、ながく続けられたら。

玉森裕太に演じて欲しい役をそこそこ真剣に考えてみた。

 

 

2016年11月、そう、玉森裕太初主演映画「レインツリーの国」が公開されて一年が経つ。言い換えれば、去年の今頃は私含む玉森担は自担の初主演映画に心ときめかせていたし、ちょうど時を同じくして玉森裕太主演ドラマ「青春探偵ハルヤ〜大人の悪を許さない〜」も地上波にて放送されていた為、玉森担はドリボ期間終了後休む間もなく自担の露出に何かとバタバタしていたのではないだろうか。

 

ところが、その後2016年の一年間、自担の映画出演及びドラマ出演がなく、俳優玉森裕太の活躍を映像として見ることが出来なかった。(DREAM BOYSでの演技は舞台作品の為除く。)

 

このままじゃ成仏出来そうにないし、2016年の自担の俳優としての活躍が映像に残らないことは後世に語り継ぎたいぐらいそこそこ呪うべき案件だと思うし(こんなこと言ってて年末に自担出演のスペシャルドラマが決まれば笑う)、なら実際自担にどんな役を演じて欲しいか素人なりに真剣に考えてみることにした。

 

どんな役を演じて欲しい云々の前に、そもそも自担のどんな演技に心惹かれているのか、そこからまずお話していこうかと。

 

①優しい表情と声がピカイチ

私、自担が本来持ち合わせている優しさがしれっと滲みでるシーンに結構な確率で心奪われている。むしろ、そこしか見えなくなってたまに、いや結構な頻度で困っている。

特に何か自分の物を相手に差し出すときに出る「はい」の一言が一番自担本来の優しさが滲み出ていると。(ハルヤ9話で寒そうにしてる能見さんに自分のジャケットを渡すシーン等)

 

②誠実な人を演じさせれば右に出る者なし

今更あえて言うのも何だけど、私が玉森裕太を好きでいる理由が彼の誠実さにある。「レインツリーの国」の関西弁しかり、オリコンシングルチャートの速報があった2016年8月31日のまいたましかり、挙げればキリがないけれど、仕事に対してもメンバーやファンを含む関わる人に対してもいつだって誠実に向き合いここぞという時にしっかり決めてくれてる。だからと言って自分が持ってる運に頼っているというわけではなく、しっかり結果の裏にはいつだって自分のベストを尽くそうという彼の意思があり、また努力がある。そこが私が思うに、玉森裕太の最大の魅力であり、彼の武器であると。良くも悪くも彼が誠実であり続ける限り、私はきっとジャニヲタをやめられない。(しれっとすっげー話脱線したw)

 

③相手を愛おしく思う表情をさせれば、見てるこっちまで愛おしくなる

とりあえず「レインツリーの国」のラスト、クリスマスツリーの前で人見さんを抱きしめる伸さんを観て!!!伸さんの表情から人見さん愛おしい!!が溢れ出してるから。それ観たら絶対あなたも二人のことすっごい愛おしく思えちゃうから!!!

前述した自担の優しさには根底に彼の人を愛おしく思う気持ちがあるのでは、と実は思っている。

 

なんか最後の方すごい雑になっちゃったけど(爆)、この三点を軸に自担に演じて欲しい役と今後自担にチャレンジして欲しいという意味での演じて欲しい役を考えてみることにした。

もちろん私にはストーリーを一から考える力などないので、原作があるものに私が勝手に配役してしまう形にする。それも私が寝ても覚めても活字に夢中だった学生時代の記憶を必死に思い出しながら書くから、正直ストーリーや登場人物の詳細な部分は引っぱり出せないし、学生の頃読んでた小説って意図して自分と同年代の主人公の作品を読むようにしていたから今の自担が年齢的に演じられるかどうか微妙なラインもあったりして、ぶっちゃけ高校生はちょっとなぁって思ったりするけど、まぁ、大学生ならまだやれるよね?(誰宛)

 

 ※以降しれっと物語のネタバレあります。

 

 

『プシュケの涙』『ハイドラの告白』『セイジャの式日』『ノクチルカ笑う』

柴村仁 メディアワークス文庫

【由良彼方】

周りから何を考えているのかわからない、「変人」と称される由良彼方の高校生から社会人までの成長が断片的に描かれている作品。物語的には、一人の少女が校舎の四階から飛び降りるところから始まるミステリーだけれど、本質は主人公由良とその少女との青春とその少女亡き後の由良の成長なのではと勝手に思っている。自担の普段から垣間見える自由奔放さと相手を愛おしく思う姿が由良彼方にシンクロすると思うし、自担が演じる由良を見てみたいという好奇心からここに挙げることにした。

 

『クローバー』 島本理生 角川文庫

【冬冶】

ワガママで女子力全開の姉、華子と、その暴君な姉に振り回されて、人生優柔不断ぎみな理系男子の弟、冬冶。というあらすじから始まるこの物語。この一文であ、もうなんか自担っぽいってなる。爆 双子の二人の前にキャラの濃い他二名(説明雑w)も追加され、大学生の青春や恋愛をみずみずしく描いていた記憶があり。(気付けば読んだのかれこれ10年ほど前っていう現実怖い) キス濱イレージでスズメバチの巣にさらっと煙玉ぶっこむ男前な一面を持ち合わせているけど、実際は玉ってすごく優柔不断なんじゃないかなと思うし、優柔不断の役を想像すると思ってた以上にしっくりくる。後は、女の子に振り回されてる玉も実はすごくしっくり来てる。宮のことを振り回してるかのように見えて実は主導権は宮に握られてるっていうとこも含めて、実は尻に敷かれてることの方が多いのでは。(いや、わかんないけど) 大学生特有の悩みや人との距離感が物語を通して繊細に描かれているので自担にはそこに重点を置いて演じてほしいな、と。

 

『白蝶花』 宮木あや子 新潮文庫

【三島吉明】

 戦前から戦後を描いた四つに分かれる本編の「凌霄葛」に唯一登場する吉明。少女マンガでよく登場するヒーローのように剽軽で、辛い現実からつれ出してくれるかのような女子なら一度は憧れるであろう王道のイケメン。昭和初期の日本を舞台に「この国を変えて、君を守りたいからだよ」と主人公の泉美を抱き捨て(それ北山さん)一緒に政党を発足させようとする仲間の元へ向かう吉明を守るべく、追手から彼を守ろうと自分を盾にする泉美のけなげさが学生の頃どうしようもなく好きでした。まぁ、自担にはそんな爆モテ王子っていうと陳腐になるけど、昭和初期のソヴェトにてマルクス社会主義を学び愛する人を守るため国を変えようと抗う青年を演じて欲しい。(女を抱き捨てるオプションつき) きっと燕尾服に身を包み髪をオールバックに掻き上げた自担は結構、いやだいぶ画になると思う。

 

『窓の魚』 西加奈子 新潮文庫

【アキオ】

温泉宿で一夜を過ごす、2組の恋人たちの物語。静かなナツ、優しいアキオ、可愛いハルナ、無関心なトウヤマ。この段階だと一見普通の2組のカップルの楽しい旅行話のようだが、実は物語全編にわたって得体の知れない狂気が漂っている。中でも一番普通の人に見えるアキオが誰よりも静かに狂気に満たされている様を自担には演じて欲しい。こっちはどちらかというと今後自担に挑戦してほしい役。物語ラストの一番核心をつくシーンに「ナツは、もう半年ほど、僕に薬を呑まされていることを、知らない。」という一文がある。この一文からアキオが無表情でナツの湯のみに薬を入れているシーンを想像してしまう。一切の光を映さない瞳や冷徹で何の感情も読み取れない表情の自担が、淡々と恋人の飲み物に薬を入れている姿を見てみたいっていうただそれだけの為に選ばれたといっても過言ではないこの作品。自担本人も悪役をやりたいといつかどこかで言っていた記憶があるけれど、よくドラマで見かける甲高い声で高笑いするようなわかりやすい悪役よりも静かに狂気に満ちた背筋がゾクっとするような悪役を演じて欲しい。

 

もっと挙げられると思っていたけれど、説明するのが想像以上に難しくて自分の語彙力のなさに頭を抱えたくなったし、記憶力のなさにもほとほと呆れた。改めて全然読書出来てない現実と、知ってる単語の乏しさに泣きたくなりながらなんとかかんとか書き終えた(というよりもはや強制終了)。いやでも本当はもっと自担に合う役がいっぱい思いつくのに悔しい。

 

先でも少し触れたけれど、改めて、私は寝ても覚めても本の虫(児玉さんパクリますすみません)だった頃、あえて自分の年代に近い主人公が登場する作品を読むようにしていた。それは今の自分でしか共感できないその年代特有の感情が作品には込められていると思っていたから。大学生の頃、社会人がメインのシャカリキにお仕事を頑張る!的な小説を読んでも、きっと今の自分ほどその主人公の気持ちを察することは出来ないと思っているし、同じように今、高校生の頃大好きだった作品を読んだとしても当時のように主人公に共感することはもう出来ないと思う。

同様に、26歳の玉にも26歳の玉にしか演じることが出来ない役があったのでは、と思う。そう思うと尚更、2016年の俳優玉森裕太としての作品が何一つ映像として残らないのが悔やまれてならないし、本気で後世に語り継ぐ勢いでこの記事を書いた。多分もうこんな記事は一生書けないと思う。(大袈裟)

2017年こそは映画又はドラマに出る玉を見られるように、とただただ願って。

 

こんな長い文章を最後まで読んでくださったあなた!本当にありがとうございます。

 

 

番外編~演じて欲しいな、と思ったけれどいざ自担で想像すると吹いたのでやめたやつ~

『冷たい校舎の時は止まる』 辻村深月 講談社文庫

【鷹野博嗣】

私が今まで読んだ中で一番好きな本。この本を読んだ頃、玉に興味がなかった私は既に当時頭の中で配役をしてしまっていたため今更自担を登場人物に当てはめることは出来ず。だがしかし、どうしてもワンシーンだけ自担の不器用な優しさが映えるシーンがあってそこだけ紹介したくて番外編にまで突入してみる。爆 学年一の秀才でありながらも自分に劣等感を持つ清水あやめが体育祭のリレーで転んでしまうシーンで、それまで一位でたすきを繋いでいたクラスだったが、清水が転倒することにより最下位に。アンカーで走る鷹野が最後追い上げを見せるものの二位までしか追い上げることが出来ていない状況で、応援する外野の女子に向けて全力で走っている鷹野がその声援に答えるという真面目な彼からは想像がつかない行動に清水は戸惑う。結果、クラスは僅差で一位に返り咲き鷹野が他の男子に走行中の声援への対応を茶化されている姿を見た清水は、転んで最下位になってしまった清水をかばう為にわざと自分が手を抜いて走ったせいで一位を逃したと思わせるためにした行動だったと悟る。私の説明すっげー分かりづらいけど、鷹野だいぶ不器用じゃない?しかも深読みして気付かせるとかかなりイケメンじゃない?これこそイケメンのなせる技だし、自担結構こういう不器用な優しさ得意そうじゃない?w でも一つ難点があって、自担走るのちょーダサかったのよ。爆 フォームもね、なんていうかポンコツ界を代表するポンコツ具合だからちょっと想像したら無理だなっていうか、吹いちゃってね。(失礼)

 

これといって作品は思いつかないけど、とにかく社長。爆

「もしアイドルじゃなかったら、何になりたいですか?」の質問に迷わず「社長!」と自担が答えるもんだから一応想像してみたら、案外結構社長してる自担がしっくりくるので作品は具体的に思いつかないけど社長を。笑 そんなめっちゃしっかりした社長は全くイメージにないけれど(爆)、みんなに甘えに甘え倒して災難ばっかり引き寄せるけれど、周りもなんだかんだそんな社長に甘くてつい何でもかんでもやってあげちゃう、みたいなストーリーがピッタリ。そう、まんま今の自担とメンバー及びファンの関係。爆

 

気付けば、5000字弱書いてて本当ビビった。本当にこんなダラダラしたブログを最後まで読んでくださりありがとうございました。また、気が向いたら第二弾やろうかな。いや、多分絶対しないな。